NPO法人LiKE WORKは高校生のキャリア創造を支援しています。「自分のキャリアは自分で創る」。そのために、LiKE! WORKでは、高校生が社会人と仕事の楽しさを一緒に考え、対話し「刺激」「ワクワク感」「夢」を生み出すインフラづくりを目指しています。
リアル・体験・対話・対等・双方向・刺激・きっかけ・主体的を8原則とし、主に3つの領域で活動してます。

【①高校生みらいミーティング】:高校生が社会人とリアルな対話をすることで刺激を受け、自分の「みらい」を主体的に考えるきっかけをつくるミーティング

【②高校生しごとプロジェクト】:企業のリアルな「しごと」を高校生と社会人が一緒に考え、対話を重ねて新しい企画や事業にチャレンジしていくプロジェクト

【③キャリアセミナー&コンサルティング】:学校や地域に対し、双方向・リアル・体験を軸とするキャリア(仕事を含めた「自分らしい生き方の実現」)創造支援

2013年8月3日土曜日

高校生しごとプロジェクト「新しいテーマパークの企画会議」


高校生に仕事の楽しさを伝えるLiKE! WORKのコンテンツ「高校生しごとプロジェクト」。

第1回を8月3日(土)16:00〜19:00、LEAGUEにて開催しました。


高校生15名と社会人8名で「新しいテーマパークの企画会議」と題し、農林漁業のしごと体験テーマパークを皆で考え、議論し企画書にまとめました。

会場には次の「高校生しごとプロジェクト」を予定している一部上場メーカーの若手社員の方々や、高校の先生、参加者のお母さんなど多彩な観覧者も集いました。

高校生の熱心な聞きっぷりに
普段のプレゼンより緊張したかも。。

冒頭、中川よりしごとの発注依頼をかねたオリエンテーションを行いました。
類似事例としてキッザニア東京プロジェクトの紹介もしてリアリティーを高めます。


最初は、ほぼ全員が初対面なのでアイスブレーク。
短時間で効果的にアイデアが出るようチームビルディングをかねてマシュマロタワーづくり!
このチームが3チームの中で
最も高いマシュマロタワー完成!
いよいよ企画会議開始。

2部構成で、第1部は農業・林業・漁業の3チームに分かれて、それぞれしごと体験とパビリオンイメージを企画。
ファシリテーターとアドバイザーで社会人2名が入り、後は高校生4〜5名のチーム構成。
農業チームはビジュアルから入りました。

林業チームも和気あいあい、意見交換進みます。

漁業チームではファシリテーターの熱が入ります
 30分のディスカッションを終えて、10分でプレゼンシート作成。
たくさん出たアイデアを1枚にどうまとめるか、知恵をしぼります。
最後はかなり白熱!

1チーム5分でプレゼンにうつります。プレゼンテーターは全員!
日頃から慣れているのか、高校生とは思えないほど、皆堂々として、
自分のキャラを活かしながら自然体で楽しそうにプレゼンしていたのが印象的でした。
彼女は急遽、前日に山形から参加を決定。
初めての東京にも臆する事無く完璧なプレゼン。

ガリレオ!?

林業チームはクールにまとめます。

大人もうなる!がコンセプト。

漁業チームはコンセプトが明確。
大人が抱く先入観を打破するプラン

効果的に笑いもとりながら絶妙なプレゼン

第1部を終えて、農林漁業各チームのプランを統括。

第2部では、よりビジネスモデルに近づけて行くために
テーマパーク全体のネーミングとヘッドコピーを考えるチーム(広告代理店のしごと)、集客の戦略と手段を考えるチーム(プロモーション会社のしごと)、
テーマパークを含めた東北観光・体験ツアーを考えるチーム(旅行代理店のしごと)
に分かれてディスカッション&プレゼンを行いました。


延べにして僅か1時間足らずながら、
本質をついていたり、ユニークだったり
今後の実現を期待させる内容でした。

最後は、改めてサークルになり、1人ひとりが振り返りコメント。
アンケートも記入してもらいましたが全員、満足!
ただし、もう少し時間が欲しかった=もっとできるはず、
という頼もしい意見が複数でて、次への期待感が高まりました。



こちらは即興で社会人デザイナーが作成。
最後にプレゼンして盛り上がりました。
全員で完成感を得るの大事!
 LiKE! WORKとしては、初めての本格イベントでしたが、びっくりするぐらい全員打ち解けるのが早く、その社交力に感心しました。
また、ディスカッションでは社会人にも臆せず、といってわがままにもならず
とてもレベルの高いコミュニケーション力と感じ入りました。
何より、プレゼンのうまさは先行き楽しみな感じでした。
会終了後も社会人のイベント並みに、お互いに連絡先交換したり近況報告などで社交!結局、20時過ぎまで盛り上がりが続いた次第です。

次回は9月下旬に「化粧品・トイレタリーの新商品開発」をテーマに開催予定!

2013年8月2日金曜日

高校生しごとプロジェクト「水族館の企画」

夏休み、都立高校1年女子3名のしごとプロジェクト2日目。
今日のお題は私が見直し検討委員としてお手伝いしている上越市立新水族博物館の企画。

ところが3名のうち、何と2名が生まれてから1度も水族館に行ったことがないと判明。
発想を変えてどんなことがあれば水族館に行きたくなるか、という視点でアイデア出しすることにしました。

まずは上越市の場所から地図で確認。
長野県からの海水浴をかねた観光客が多いなど、リアルな情報を提供。
高校生たちには未開の地、新潟上越
2時間と限られた時間ながら、エンドユーザーの立場で素直にこれがあると楽しい、という視点で次から次へとアイデアが。
この柔軟さと回転の早さにはびっくりしました。

積極的に質問しながら考えます

途中、かなりまじめに議論してました
 昨日の高架下よりは考えやすかったか、合計で23個アイデアが出ました。
「今日はそれを珠玉の10個にして下さい!」とミッションづけ。

後半の時間はアイデアをブラッシュアップし、見事10個に絞り込みました。

全23個出たアイデアのBEST10を絞り込み
しごと完了!お疲れさまのポーズ
 LiKE! WORKの高校生しごとプロジェクトで目指すことは、リアルな案件であること。
早速、上越市のご担当者に今日の経緯を説明し、提案書として提出しました。
ご担当者からは大変感謝されるとともに、「これ実現したら行きたくなりますね!」と嬉しい誉め言葉。

今後の個人的な狙いとしては、上越市の高校生を巻き込んで企画会議をすることです。

高校生たちのアイデアをまとめた提案書
上越市に提出した本物!
このアイデア、1つでも実現したら上越市に高校生を招待してもらわないとですね!

2013年8月1日木曜日

高校生しごとプロジェクト「高架下の有効活用」


夏休み、都立高校1年生女子3名が2日間、中川の会社にやってきました。
初日のお題は、実際にクライアントの鉄道会社から依頼されている「高架下の有効活用」。近くにある私立学園との相乗効果がミッションです!

早速、真夏の晴天下、一緒に現地調査に行きました。
駅からは近いけど周辺は住宅地。なかなかイメージが難しいです。

現地、現場、現物が基本です!
まずは歩いてみよう。

自分たちが使うことをイメージしながら
しばしスタンディングブレスト

日頃、あまり見かけない光景
周辺環境も併せてチェック
 ある程度、イメージを持ちながらオフィスに戻って打合せスタート。
最初は思うまま、感じたままに意見交換。
その後、少し具体的に「もし〜だったら」と掘り下げます。

難しくて思わずガリレオポーズ

ひらめきを待つ!
ほぼ2時間話した結果、1人ひとり紙に5個ずつアイデアを書いた上で発表。
その後、今日の成果としてアイデアBEST5を決定しました。

ちなみに1位は周辺の学園生徒向けの「ぼっち席」。

他にも学園のブランディングを促進するためカッコ良くデザインされた学園グッズのあるカフェや、音・形状を活かしたスタジオ(ダンス&バンド)、室内遊び場などリアリティーのある内容が多く出されました。

ちなみに、高校のキャリア教育に話がとんだ際、外部の社会人が講師として来て話すのは個人のトークレベルによって差が出るし基本聞くだけなので面白くない、と手厳しいコメントも。。

やはり実際の職業体験やリアルな仕事の種類を知りたいニーズ満載でした。
そのあたりでは、役に立てそうです!